花の色の秘密

（一社）日本アロマ蒸留協会　代表　河内です。

 

この週末は、母の日ですね。

 

毎年　定番のカーネーションも送っています。

昨日　到着したようで

赤いカーネーションをみていると元気がもらえると

連絡が。

 

 

お花は　その香りだけでなく　色味でも

人に元気を与えてくれますね。

 

そりゃ　色もエネルギーですから当たり前ですね。

 

 

ご近所さんのバラたちも、

とても美しい季節がやってまいりました。

なぜか我が家のご近所さんたち、バラを育てている方が多いのです。

 

京成バラ園もこれからが、美しい季節ですね。

 

バラはお花の中でも女王様的な存在なような気がしますが・・・

 

花の種類は、地球上に2万５千種以上あると言われています。

人間が、改良したものも含めると、なんと１００万種を超えるのだとか・・・。

 

 

美しい色と香りを放つお花たち。

 

お花の色は、フラボノイド・カロテノイドなどの4種の色素があります

 

植物の葉や花の色は主に、

●フラボノイド

●カロテノイド

●ベタレイン

●クロロフィル

の4種類の色素により発現しています。

 

これらの色素は、特定の波長の光は、吸収し、残りの波長の光は反射するという性質を持っています。

 

反射した光の中で、可視光（人間の目で見える範囲の波長の光）が、いわゆる色として認識されていますよ。

 

たとえば・・・

 

葉が緑色に見えるのは、葉に含まれているクロロフィルやカロテノイドが

赤色や青色の光を吸収し、緑色や黄色の光を反射するからなのですね。

 

フラボノイド、カロテノイド、ベタレイン、クロロフィルというのは、

それぞれ構造が似通った化合物の総称。

 

植物はこの数千種類の色素化合物のなかから、自分がより快適に生き抜くために

いくつかの必要な色素を自ら選び、いくつかの色素組成をブレンドし、

その作られた色素を花弁の細胞に貯めています。

 

そのためたものが、

黄色、橙色、赤色、紫色、青色・・などなど

それぞれの植物に特徴的な花色を形成しています。

 

なんだか植物のパワーがますます

いとおしく感じますよね。

 

お花の色の場合、

特に　黄色かたオレンジ色を創り出しカロテノイド系

赤から紫・青など　比較的　様々な色素を作り出す、フラボノイド系のアントシニアンが

メイン色素。

 

たとえば　このアントシニアンの生合成は

午後以降に急速にすすむと言われています。

この色素の生合成には、温度も関係していて25度以上で

急速に生合成されますので暖かくなると　色が変わるお花もありますね。

 

 

 

白い紫陽花　アナベル

 

この白い色は　どんな色素でしょうか・・・

実は、植物界には、白の色は存在しないのです。

 

とはいえ。。白いお花、いっぱいありますよね・・。

 

 

 

人間は、お花からの反射光によって識別されますが

カロテノイドやアントシアニンの色素が特定の色を

反射するので　黄色や赤にみえるのですが

色素がなくて、どうして白に見えるのでしょうか？

 

実は白い花びらの中にが無数の気泡があり、

全ての色の光を反射するため白く見えるのです。

 

お花の色も奥深いですね。

 

 

 

 

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