ウィンターグリーンの致死量
12:48 AM
昨日は、アロマコーディネーターライセンス取得講座 3レッスン。
午前は、レッスン8.
精油の安全性・・という章ですが、
精油 = 自然 = 安全 というわけではないよ、
ということを 成分や エビデンスを観ながら、検証していく、レッスンになります。
例えば、
我が家でも比較的、出番の強い ウィンターグリーン。
サリチル酸メチルが、肩こりや神経痛の際に、それはそれは、素晴らしい働きをしてくれます。
高濃度では、湿布剤として、関節痛・筋肉痛などのケアに用いられていまして、数年前の自己免疫疾患、リウマチの際には出番の多かった精油の一つです。
低濃度では、食品添加物としても用いられていて、キャンディーなどには、0.04%ほど添加されていたりしますし、、有名な リステリンなどにも添加されていたりします。
ただし、
このウィンターグリーンは、このサリチル酸が99%含まれている非常に珍しい精油です。
嗅ぐとまさに湿布剤の香りで、小学生でも1度は嗅いだことがある香りなのではないでしょうか?
このサルチル酸メチルは、体内代謝でアスピリンと同じ代謝サイクルを行うことでも有名で、
それゆえ、鎮痛作用・鎮静作用・抗痙攣作用の効果が期できる精油。
神経痛・肩こり・関節炎・筋肉の引きつれなどの際に用いられたりしますが
生徒さんでは、片頭通に聞いてびっくりした!というお声もいただいています。
(肩頭痛は基本、精油でない対処法を私は案内していますが、ここぞというときに家庭のケアでえ使えるのは便利ですね)
皮膚に塗布して15分後に、尿中から成分を検出されたというデーターもありますが、
こちらのサルチルさんメチル・・一部の競技では、ドーピング対象物になっているので競技者は
注意が必要ですね。
純粋なサリチル酸メチルは有害であるともいわれており、
薬と同じく作用が強いということは、
副作用のリスクも同じように大きいもいうこと。
ウィンターグリーン精油は98%のサリチル酸メチルを含んでいますが、
レッスンでも毎回お話ししておりますが
小さじ1杯(5ml)のウィンターグリーン精油にはおよそ6gのサリチル酸メチルが含まれているとの報告があり、最低の致死量は101mg/kgとされているので、小さじ1杯のウィンターグリーン精油は60kgの成人に対する致死量に相当するということになります。
小児の場合はさらに少量となり、4ミリで即死とも。。。いわれています。
さすがにアロマの香りの精油を4ミリ一度に摂取するって、無理な気もしますが、
小さなお子様がいらっしゃる場合は、注意が必要。
絶対、手の届かないところに保管する必要があるでしようね。
とはいえ、肩こりブレンドには、欠かせない精油の一つなので、上手に使っていきましよー。
バックに、必ずはいつております。
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