カメムシの香りをキッチン蒸留®？

（一社）日本アロマ蒸留協会　代表　河内です。

 

 

三連休も、あっという間に終わってしまいましたね。

 

 

三連休最終日は、

パクチーをキッチン蒸留®。

 

パクチーは食材的には、香りの強い　香菜ですので

好き嫌いの分かれるひとつです。

 

私は、一番好きなお料理は

タイ料理なので（笑）

大好きなパクチーの香りですが・・・・

 

嫌いな方には、

カメムシのにおい。

 

パクチー　（コリアンダー）の語源は、実は、

 

カメムシを意味する
Koriannonという言葉からきているといわれています。

カメムシ草などともよばれていますよ・・・。

 

 

カメムシの臭い成分は、

 

カメムシ酸と呼ばれています。

たとえば・・・

 

ヘキサナール、オクテナール、ディセナールなど
トランス-2-ヘキセナールというものが主成分ですが、

 

これらの香気成分は、

青葉アルデヒドと言われています。

 

 

植物は

自らが　生きやすくなるために

香りを産出していますが・・・

 

カメムシはどうして　このような香りを作り出すのか

調べてみると。。。。

 

カメムシに危険が迫ったときに

出すそうです。

 

たとえば　つついたりすると

独特なにおいを出すのだそう。

 

そういえば、

昨年　青虫を育てて

蝶々に育つ過程をレポしたことがありますが　（★）や　（★）

 

青虫も、外敵がきたと

思った時に、ネロりの香りを放ちましたから

それと同じ・・・。

 

カメムシは、

自信を守るためだけでなく
仲間に対して危険が迫ってることをしらせるためにも

香りを放出することもあったり、

 

ここに集まって～～　の　フェロモンとしても

作用するそう。

そして　この

パクチー臭？（カメムシのにおい）は　どこから出しているのか・・・といいますと

 

 

カメムシくん

 

足の付け根に臭腺があり、そこから出しているのだそう！！

 

なお、この成分はアルデヒドという毒性のあるもので、

この香りで　自分自身もやられてしまうこともあるそうです。

 

なんだか植物でいえば、セイタカアワダチソウに似ていますね。

 

アロマセラピーというと

 

心と体に働きかける自然の香りであることは

確かですが

毒性のある成分も当然ながらありますが、

 

香りって、本当に奥深い。

 

パクチーの香りは、

抗菌力の強い香気成分も含みますので

 

室内香として　使えますが。。。

 

カメムシの香り・・しかも　足の付け根から出す・・とか

考えると、なんだか　複雑。

 

とはいえ　夕飯は、

パクチーのアートゥルストックで　なんちゃってコリアンダーを

作りましたが、

 

カメムシの香りだったとしても

やはり美味しい（笑）

 

 

 

パクチー、やはり最高です。

 

 

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